2018年6月よりも44万円程安価、ラジオミールPAM00449

2000年代前半ごろまでのパネライ コピーにおいて、「デッドストックムーブメント搭載モデル」という粋なコレクションが存在していました。

デッドストックのムーブメントを搭載した新製品(新品)というのは、この時代のパネライ以外では聞いたことがないわけですが、とても良いアイデアだと思います。

とはいえ、パネライ以外のブランドが、デッドストックムーブメントを搭載したモデルを出したとしても、「違和感がある」という可能性もあります。

しかし、この時代のパネライの場合、もともとが「遠い昔の“幻モデル”を復刻した」という点だったり、「かつてはロレックスからムーブメント供給を受けていた」という点、また、1997年には、ロレックスそのもののデッドストックムーブメントを搭載したPAM00021を出していたという経緯から、「デッドストックムーブメント搭載」ということの相性が良いといえます。

つまり、デッドストックムーブメント搭載モデルは、1997年登場の21番の延長線上にあるともいえるわけで、それが「ラジオミール」という1950年前後に存在していた幻のモデルの“復活”と相まって、なんだか「しっくり来る」わけです。

そんなラジオミールのデッドストックムーブメント搭載モデルですが、これだけ濃い内容でありながら、現在の時計ファンの中では、それほど「知られてない」状況だといえます。

実際、中古市場での出現数が少ないため、「知られてない」というのは仕方がないといえるわけですが、そういった希少モデルでも、「有名オークション会場では高く評価されている」という事例もあります。

そんなデッドストックムーブメント搭載のパネライでありますが、久々に中古市場に登場。

そうなると、「現在の評価」がどうなっているかが分かるわけですが、なんと値下がりという様子。

このPAM00449の現在水準は、驚くべきことに、2018年6月よりも44万円程安価であるのです。

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2023年新作 パネライブティック500本限定の希少モデル 72時間パワーリザブ 自社製ムーブメント キャリバー「P.3000」搭載 シースルーバック 交換用風防付属

この78番は、オメガのデッドストックムーブメントを搭載したモデル。2001年に登場した限定品で、75本が世に出た模様です。

そんな貴重な78番が、前回中古市場に登場したのは、2018年のこと。その際、筆者は78番の出現を逃さなかったため、しっかり記事にしたわけですが、その際の販売価格は約273万円でした。

2018年といえば、ノーチラス5711/1A-010が400万円台、デイトナ116500LN白文字盤が250万円以下(1月:約224万円、12月:約248万円)という相場だったわけですが、その時、このPAM00449は約273万円だったわけです。

そして、現在の様子を見てみると、5711/1A-010は1390万円、116500LN(白)は約436万円。2018年水準と比べると、大きく値上がりしている状態であります。

それに対して、この78番は約228万円というように、2018年水準よりも安価。これだけ尖っているモデルでありながら、値上がりするどころか、下落状態なのです。

太陽と植物のパワーを活かした自然派“タンク ソロ”

1917年に三代目当主のルイ・カルティエが、戦車から発想したというエレガント時計の代表格“タンク ソロ”。

直線的なレクタン・ケースやデフォルメされたローマ数字、それに文字盤を引き締めるレイルウェイミニッツトラック等はそのままに、クールなステンレス素材やクオーツ機械を採用した一本は、新時代のニーズに見事に応えました。

その時代から、まさに次世代の名機として語り継がれておりますが、近年、新たにエコな要素までも果敢にプラスしていることをご存知? それがこちらの“タンク ソロ”。

なんと光発電技術を駆使し2年がかりで開発した「ソーラービート™️」ムーブメントを搭載しているのです。

カルティエ タンク ソロ SM W5200013 シルバー文字盤 新品 腕時計 レディース

商品コメント
【定番人気☆代表作】カルティエ Tank Solo Small Watch (24105772)
TANK SOLO WATCH
タンク ソロ ウォッチ SM、スティール
品番: W5200013
☆タンク ソロ
控えめで現代的なデザインが特徴の“タンク ソロ”は、発売からすぐに定番商品となりました。“タンク”特有のたぐいまれな美しさはそのままに、いつまでも飽きのこない魅力を持った、親しみやすいデザインです。
【タンク ソロ ウォッチ、SM】
*クォーツムーブメント*
 カルティエ キャリバー157クォーツムーブメント仕様
スティール製ケース、
パール状の飾り付きリューズにシンセティック スピネル カボション、
透明感のあるシルバー オパライン ダイアル、
ローマ数字、ブルースティール製剣型針、
サファイア クリスタル、
スティール製ブレスレット。
ケースサイズ:31mm x 24.4mm、厚さ:5.55mm。
日常生活防水。

さらにストラップは非動物性であり、その40%はリンゴの廃棄物から生成した素材というから驚きです。エレガントにしてサステナブル。

コレぞまさにスマートな本格時計の筆頭。使っているのが誇らしくなる名品なのです。

【2022年モデルでマイベスト!】チューダー/ブラックベイ プロを着けてみた!

ロレックスのデュフュージョンブランドに位置付けられるチューダーは、2010年代以降、“独自のデザイン性を備えたヘリテージモデルの復刻”という方向性にシフトし、成功を収めている。

その人気の核となっているコレクションが、特徴的なスノーフレーク針(通称イカ針)を備えたダイバーズウオッチの“ブラックベイ”だ。22年4月には、このブラックベイにGMT機能を備えた派生モデル“プロ”が登場。これが往年のロレックス、エクスプローラーIIを彷彿とさせる意匠となっていて大きな注目を集めた。実際、当初から人気は非常に高かったようで、ブティックでは売り切れが続いているという。

チュードル時計スーパーコピー ヘリテージ ブラックベイ 79230N

カテゴリ チュードル(新品)
型番 79230N
機械 自動巻き
材質名 ステンレス
ブレス・ストラップ ストラップ
タイプ メンズ
カラー ブラック
外装特徴 回転ベゼル
ケースサイズ 41.0mm
チュードルの初期のサブマリーナに使用されていた通称“イカ針”を採用した「ヘリテージ ブラックベイ」2016年発表のニューモデルです。
ダイヤルには現行タイプの「盾」マークがプリントされていますが、リューズトップにはヴィンテージ感の漂う「バラ」マークを刻印。
ムーブメントにはCOSC公認のクロノメーターを取得した70時間パワーリザーブの自社製キャリバー「MT5602」を搭載。

実機を見た率直な感想を言うと、“2022年モデルのマイベスト”と思えるほどに出来が良い。デザイン面はもちろん、約70時間パワーリザーブ、COSCクロノメーター認定など、性能的にも申し分ない。なかでも個人的に特に良かったと感じたポイントは、既存のGMTモデルより2mmサイズダウンした39mmケースを採用した点である。装着感の向上に加えて、幅の狭いベゼルともあいまって精悍さが際立っている。加えてベゼルの24時間目盛りの数字に細身の書体を採用した点も見逃せない。この書体が本作のレトロ感をグッと高めているのだ。

デザイン、機能、そして戦略的な価格と三拍子揃ったモデルで、発売早々売り切れ続出というのも納得できるが、一方でその人気ゆえに正規店での入手が難しいというのは悩ましいところだろう。そのため、ある程度量産されているはずのこの価格帯のモデルでは珍しく、現在でも2次流通で定価より20万円近くも割高なプレミアム価格となっており、まさしくブラックベイ プロの人気ぶりを証明している。

ちなみにチューダーはブラックベイ プロに続いて、レンジャー、ペラゴス 39と相次いで39mmサイズの新作を投入してきた。これらの評判も上々であるため、気になった人はぜひチェックしてみてほしい。